普通自動車キッチンカーによる飲食店営業許可申請の概要 静岡県富士市ヤマト行政書士事務所
普通自動車キッチンカーによる飲食店営業許可申請の概要 静岡県富士市ヤマト行政書士事務所
寒い冬には温かい食べ物を、暑い夏には冷たい物を提供できる移動車って最高です
休日の公園では、焼きそば、焼き芋、かき氷、大人気間違いなしです!
営業許可を取得するまでの流れ
① 事前相談
軽自動車で営業するキッチンカーより、細かい規定がありますので、図面を用意し、工事にかかる前に相談してください。
② 営業許可申請
・ 食品営業許可申請書、平面図などの書類が必要です。
・ 申請の際、手数料が必要になります。
③確認検査(申請と同時)
・ 施設が申請のとおりか、施設基準に合致しているかを保健所の担当者が確認します。
・ 施設基準に適合しない場合は、不適箇所を改善し改めて検査を受けることになります。
④許可
・ 許可された旨の連絡を受けた後であれば、許可証を携帯せずに営業を始めても問題ありません。
⑤ 営業許可証の交付
・ 許可証の交付は月1回程度(許可証交付講習会で交付)のため、発行まで時間がかかる場合があります。(※証明書の発行は可能)
営業許可申請に必要な書類等
1、 営業許可申請書
2 、営業設備の大要
3、 参考事項
4 、届出書(食品衛生責任者設置届)
5、 調理室の設備配置図
平面図及び側面図の配置状況を詳しく記載してください。
設備機器の名称、換気設備、給水給湯栓、量水器(水道メーター)の位置を明記する。
図面は、手書きでもいいが、フリーハンドではなく定規等をを用いて寸法も記載する。
6 、食品衛生責任者の資格を証明するもの【提示】
①調理師免許証、講習会修了証など
②資格のない場合は、次回の食品衛生責任者養成講習会を受講する誓約書を提出してください(要印鑑)。
7 、施設付近案内図(地図)
8、 申請手数料(静岡県収入証紙)飲食店営業 : 16,000 円
9 、登記事項証明書(法人での営業の場合)
定款の写しでもよい(原本の写しに相違のないことを明記し、代表印を押したもの)
10、 使用水の試験成績書【提示】(井水などの水道水以外の水を使用する場合のみ)
①知事が認める試験機関で検査を行ってください。
②指定された26 項目について実施してください。
③最近6か月以内に行った成績書を提示ください。
11、 車検証、営業予定地届
普通自動車キッチンカーの設備
(1) キッチンカーとは違い、調理場と運転者席は区画され、かつ、じんあい、雨水及びこん虫等が内部に侵入することがない構造であること。
*便利な小窓を付ける方がいるようですが、再検査を受けることとなりますので注意してください。
(2) キッチンカーとは違い、内装は自由ではありません。
掃除しやすい、壁・床・天井
ステンレスなどのつるっとしたものをはったりしましょう。
(3) 調理場には、次の表の設備の欄に掲げる設備があること。
・温度計付き冷蔵庫又は冷蔵箱(クーラーBOXは不可)
・手指消毒装置及び流水式手洗設備
従事者専用のものであること。
*キッチンカーと違い 流水式手洗設備は、流水式洗浄設備をもって兼ねることができない。つまり、水道は2箇所必要です。
・流水式洗浄設備及び水切り設備
・殺菌設備 コンロはカセットコンロは不可
・温度計 見やすい箇所に設置すること。
(4) 給水タンクには、水道水、又は公的試験機関等が認めた水を給水すること。
給水タンク、及び、排水タンクは、清掃しやすい構造で、かつ耐久性のあるものとする。特に、給水タンクは、無害で衛生的な素材で作られていること。
1、給水タンク・・・200リットル以上の容量のものであること。
2、排水タンク・・・汚水を入れるのに十分な容量のものであること。
(5) 調理販売する食品のうち魚介類及び食肉については、生食で提供できません。